沖縄の長男と結婚すると苦労する、という話を聞いたことはありますか?
筆者は沖縄長男と結婚前提で沖縄に移住し、同棲をしてました。
結果その方とは破局してしまったのですが、沖縄長男と結婚することがどんなに大変なことなのかを身に染みて感じることができましたので、今回記事にしてみました。
もちろん時代も変わってきていますし、家庭や地域によってもしきたりや風習はさまざまです。この記事の内容がすべての人に当てはまるわけではありません。
しかし、未だに根強く古い風習を守っている家庭があるのも確か。
結婚や移住を決めてしまう前に、一度参考にしてみてください。
長男だけはやめておけ!?
沖縄では、彼氏ができたと周りに報告すると一番に「長男か!?」と聞かれます。
長男だけはやめておけ!というセリフは沖縄では皆子供のころからよく聞かされていますから。
それほど、長男嫁は大変な役割を担うということなのです。
そんな長男嫁の苦労するポイントをいくつか挙げていきます。
両親との同居はあたりまえ
沖縄長男は、家や仏壇・お墓を継がなければなりません。
そのため今は別の場所で暮らしていたとしても、ゆくゆくは仏壇のある本家に帰らなくてはならないのです。
ご両親がしきたりや伝統を大事にするタイプであったり、代々受け継いできた家業をしている場合、同居は当たり前と考えているでしょう。
また実家に仏壇がなくとも、「長男は家に帰るものだ」と思っている両親や長男本人も多いので、注意が必要です。
筆者の知り合いの沖縄長男にも、「本当は内地(本土)で働きたいけど両親が出ることを許してくれないんだ」という人が少なからずいます。
イベントごとや行事が多い
沖縄は本土のお正月・お盆とはまた別に旧正月・旧盆・シーミー祭などの行事ごとが多くあります。
それらを取り仕切るのは長男の役目であり、毎回長男の住む本家に親戚一同が集まります。
その親戚一同のおもてなしや、行事の準備・片付けをするのはすべて長男嫁の仕事。
旦那や親戚たちが酒を飲んでいる間、嫁は座る暇もなく一日中台所で働かなければなりません。
今は時代が変わってきており、行事の簡略化によって食事はオードブルをとる家庭も増えてきていますが、しきたりを重んじる家庭では伝統の沖縄料理を一品一品手作りすることを求められます。
またオードブルをとる場合でも、その手配はすべて長男嫁の仕事なので、楽とは言えませんね。
旧盆も、他県のお盆のやり方とはまるで違うので一から勉強し、3日間やり通さねばなりません。
また、誕生日祝いや出産祝い、学校の入学祝などのイベントごとも沖縄県民は大好きです。
親戚や家族の人数がそもそも多いので、なんだかんだ毎週集まりがあるなんてことも。
人見知りの方や社交的でない方には苦行かもしれませんね。
子供を期待される
沖縄では結婚=妊娠出産という考えが未だに強くあります。
都会ではセンシティブとされている話題ですが、沖縄では結婚報告すると「次は子供だね」。一人目を出産すると「二人目はいつかな?」。
こんなのはよくある話題なのです。
それが長男夫婦となるとなおさらです。
先ほどもお伝えした通り、家や仏壇を継ぐのは長男の役割です。
その次の跡継ぎ、つまり男の子を生むことを期待されます。
近年子供を望まない夫婦も増えていますが、沖縄の長男家に嫁いだ場合はそういうわけにいかないと覚えておいてください。
そして男の子を出産した場合にも、自分の子供にもまた沖縄長男としての重圧を背負わせることになるかもしれないのです。
義両親との関係
他県から沖縄に嫁いできたお嫁さんのことをないちゃー嫁と呼びます。
ここまで読んでいただいてわかる通り、長男嫁にはたくさんの重大な役割があります。
それらは一つ一つ、先輩長男嫁である義母から教わらなくてはなりません。
ないちゃー嫁は家のしきたりどころか沖縄全体の風習や文化も知らないので、しっかり勉強しなくてはならないでしょう。
義母さんの性格や関係性によっては厳しく指導されることもあるかもしれません。
また、沖縄の両親は長男に激甘です。大事な跡継ぎですから、他の兄弟より優遇されていることも多いです。
慣れない沖縄という土地で、旦那と喧嘩したとしても義両親はあなたの見方にはなってくれないかもしれません。
離婚率が高い
沖縄は日本全国で最も離婚率が高いと言われており、バツイチやシングルマザーも多いです。
離婚自体が悪いというわけではないのですが、やっぱり一大決心をして沖縄に来たのに、離婚することになってしまうと悲しいですよね。
沖縄が地元の人は、たとえ離婚してシングルマザーになったとしても実家も近いですし、周りの家族や親せきが面倒を見てくれます。
ですが他県民の場合、離婚したとして、地元に帰ろうにも交通手段は飛行機しかない。
せっかく買った家具や家電、車なんかも持って帰るには一苦労です。引っ越し代も陸続きな本土と比べるととても割高になります。
すぐに心機一転というわけにも行かず、結局子供が大きくなるまでは…と沖縄で慣れない生活を続けることになるかもしれません。
沖縄県民と結婚し嫁いでくる前には、しっかりと先のことや最悪のケースも考えておく必要があるのです。
沖縄長男の特徴
ここまで沖縄長男と結婚する時注意するポイントをご紹介してきました。
次は沖縄長男の特徴について解説していきたいと思います。
働かない怠け者が多い!?
これは本当に人によるとは思いますが、沖縄長男は働かないというのは有名な話です。
沖縄長男は生まれた時から跡継ぎという役目を担わされ、県外に出ることも反対されるため、人生の選択肢が狭まります。
進学や就職で県外に行き、好きなことができたとしても、結局いつかは沖縄に戻ってこなければならないし、それを誇りに思っている長男も多いのです。
汗水垂らして働かなくとも住む家は確保されており、両親から優遇され、生活の心配はなし。
趣味はギャンブルと酒で、毎晩のように仲間と飲み歩き、昼間もぐうたら、嫁が働き家計を支える…
そんな話が当たり前のように沖縄に浸透しているのです。
話し合いが下手
長男至上主義によって甘やかされてきた長男は、困難に直面するとどうしていいかわからず逃げてしまう性格の人が多いです。
悪い意味でのなんくるないさぁ~精神で、奥さんや彼女と喧嘩になっても話し合いを避け問題を後回しにします。
この先一生付き合っていくパートナーとして、それは困りますよね。
順風満帆な結婚生活はありません。なにか壁に突き当たったとき、夫婦で話し合い解決して行くことが大事だと思います。
面倒見がいい
これは沖縄の男性の長所です。
子供のころから親戚が多く、自分より年下の子供の面倒も見慣れているため、面倒見のいいひとが多いです。
手伝い程度にしか子育てに参加しない自称イクメンのパパさんも多い世の中ですが、沖縄の男性はしっかりと子育ての力になってくれるでしょう。
また、大らかで人当たりのいい人が多いのも特徴で、南国の空気がそうさせるのかせかせかしている人はほとんどいません。
観光客の女性を狙っている!?
ここまでご紹介してきた通り、沖縄の長男嫁は大変な役割を任され苦労が多いです。
沖縄の人たちは自分の娘にはそんな苦労をさせたくないと、小さいころから長男はやめておけと教育します。
なので沖縄長男は、県民女性から圧倒的に不人気です。
そこで沖縄長男たちは、沖縄に遊びに来ている観光客の女性を口説きます。
沖縄の男性は顔立ちがはっきりしているイケメンが多く、物腰もやわらかいため、観光客からはとても魅力的に見えるでしょう。
おすすめのスポットを案内するよ、おいしいお店を紹介するよ、と持ち前の面倒見の良さを発揮し仲良くなってから、見事交際スタート!そして沖縄で一緒に暮らそうと誘われるのです。
もともと沖縄が好きで観光に来ているため、甘い誘惑に乗せられ、夢のリゾート生活を夢見て移住を決断。来てみたらあれ?なんか思ってたんと違う!となる女性が後を絶ちません。
女性関係
これは長男に限った話ではないのですが、沖縄の人間関係は男女関係なく濃いです。
大人数での集まりで集合写真を撮る際に、女友達の肩に手をまわしてピース!なんてことも余裕であります。
また沖縄の人たちは学生時代から男女関係なく、下の名前で呼び合います。
他県では恋人同士か、本当に親しい友人以外は苗字で呼び合うことが多いですよね。
あれ?私の彼氏、他の女と肩組んで写真撮ってる…下の名前で呼び合ってるし、たまに二人で飲みに行くこともあるみたい。この女まさか浮気相手!?
というのは沖縄では通用しません。彼らにとって浮気の意識は全くなく、本当にただの友達である場合が多いのです。
あなたが沖縄の男性と付き合うには、今までの恋愛観を捨てて広い心と余裕を持つ必要があります。
まとめ
いかがでしたか?
デメリットの方を多く書いてしまいましたが、沖縄長男との結婚は大変とはいえ、逆に言えば住む家は保証されていますし、社交的で行事好きな方にはピッタリだと思います。
家庭によってしきたりや考え方も様々ですし、必要以上に心配しすぎることはないかもしれません。
重ねてお伝えしますが、この記事は筆者や、筆者の周りの人の経験をもとに書いており、すべての沖縄長男やその家庭に当てはまるわけではありません。
しかし、ここに書いたことすべて私が実際に見て、経験した事実です。
勢いに任せて行動せずに、じっくりと考えて行動してみてくださいね。
それではここまで読んでいただき、ありがとうございました!
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